光輝とまったく競技について話さないままその日が来てしまった。


「1位!5組中山君!!!」

「「キャー―――!!!!」」


あぁ。なんなんだ。うるせぇ。

わー!いかん。毒が・・・。


そんなことを一人で考えたとき

はちまきを誰かにとられてしまった。

「・・・?」

後ろを振り向くと

「どう?見てた?」

なんかドヤ顔で光輝が立っていた。

・・・何その顔。むかつくわぁ。

はっ!また・・・!

「もも?見てた?」

どう?どう?って感じで見つめてくる。