ガラガラ・・


「・・・?」

は!めっちゃ寝てた!

誰だろう?

「・・・牧野さん。そこにいる?」

・・この声は。浅野君だ。

昨日の事を思い出して少し身震いする。

「・・・うん。」

そういうとベットのカーテンがシャッとあいた。


浅野君と目を合わせると

体をくの字に折り曲げ

「ごめんなさい!!!」

おぅ。ちょっと予想外。でも、

「顔をあげて。浅野君。」

泣きそうな顔で私を見てくる。

私は少し苦笑いをしてから、

「こんな私を好きになってくれてありがとう。」

これは本音だ。

「浅野君がしたことは傷ついたけどありがとう。そしてごめんなさい。」

ほっとしたような表情を浮かべた浅野君は

「ありがとう。ちゃんとふっきれて次に進めそうだよ。」

そっか。

「よかった。」

「それじゃ。」

よかったひと段落。