「僕と付き合ってよ。」

浅野君は私を抱きしめたまま言う。

髪をなでる。

どうしよう。きもちわるいよ。

「はなしてっ!」

浅野君は私を引っ張って

教室を出る。

抵抗したけど男にはかなわない。

着いたのは武道場裏。

まったく人気がない。

「ねえ・・今から何するのか分かる?」

「・・・え?」

いきなり壁に押し付けられて

「こうゆうこと。」

そういったと思ったら

ちゅっ

私にキスした。