「僕・・・牧野さんの事が・・」

え、まってまって。このまま告白?

「好きなんだ。」

あー。どうしよう。

へえ。としか言いようがない。

自分でも冷たいってわかってる。

でも一回も喋ったことないのに

好きになれるもんなの?

「えっと・・・」

なんていえばいい?

「ごめんなさい。」

うん。だって・・・

「私はあなたの事好きじゃないので。」

「・・牧野さんは、好きな人がいるの?」

ドキッ

朝のクシャッと笑う中山君の顔。

「い、いません!」

勢いよく答えてしまった。

「だったら・・・」