ちょっと暑くなってきたある日。

さっきばったり会った姫と一緒に登校してた。

下駄箱から靴を取り出そうとすると

かさっ

「・・?」

何かが落ちた。

<放課後3-1の教室に来てください。浅野>

「・・・?」

いやいや。誰だよ。

直接言いに来いよ。

「ももちゃん?どうかした?」

姫は私の手元にある紙を見て

ぶわわっ

と赤くなる。

「そ、それはラブレターじゃない?うんうん。恋文だ!恋文!!」

・・・なんで興奮してるんだ・・・
しかも恋文とかいつの時代だよ。


「・・・ねえ。浅野って誰?」