「いらっしゃいませ〜」

やはり終了式のあとだから学生がたくさんいた。

「あちぃー!なんで!?冷房は?」

あっちでは暑くてぎゃーぎゃー騒いでる女子高生集団がいる。

「あぁ〜。予想通りだったね〜」

「そうだな。んー、どうするよ?」

「どうするって、どうします?絢さん」

「待ってても時間もったいないしねぇ。他で遊ぼうか?」

「そうだね〜」

みんなは「はぁ」と溜息をついて出口へ向かった。
そのとき、

「優汰ーっ!」