私の名前は桜井美織(サクライ ミオリ)


春。
私は中学生になった。
入学式早々遅刻。

「やばっ、ダッシュ!」

あーあーついてないなぁー。


私は着くなりクラス表を見て教室に入った。
担任の話は始まってた。

「おはよーございます。遅刻してすいません」
「あなた名前は?」
「桜井です」
「なら、窓際の席の後ろの方の空いた席ね」
「はい」

あー注目浴びてツラい。
遅刻した私が悪いんだけどさ。

「えーでは、もう一度言います。1-2の担任の島岡です。これから、生徒手帳を配ります。名前を呼ぶので取りに来てください」

島岡先生は名簿順に名前を呼んだ。

「櫻井さん」
「はい!」

そう言って取りに行き戻ろうとしたとき…

「きゃ…」

だれかに足を引っかけられた。
その時、取りに行こうとした男子にぶつかった。

「すいませ…」
「きもっ…死ねよ」

これが私の最悪な中学校生活の始まりだった。