どーしちゃったの……!!星くん……!!


普段見慣れない星の態度に皐月はぎゅっ…と拳を握り見守るものの胸の奥が切なく揺れていた。


でもこのときはその痛みが何故なのか分からないままただ空しく胸に突き刺さった。


両者みあったまま立ち上がるのをみてショコが真ん中で審判をやるのか紅白の旗をもった。


「――真剣三本勝負だ……。それで問題ないだろう?」

「意義なし…。」


それを聞いたショコは旗を振り上げるとともに「はじめ!!」と高らかに声をあげた。