星の様子にくくく…とうすら笑いしながら突然、窓から飛び込み入ってきたその男子の態度に星はまたも眉間をしかめた。
「さあて……と、おれも着替えるかなー。」
相変わらずニヤリと口角をあげて笑うその男子校生のふざけた態度に乱暴にロッカーをしめるといつの間にか入部届けを星の前に突き出した。
「威勢がいいのはおおいに結構だ…。でもスキありすぎだから…。」
「あの…もし剣道部の人ならちゃんと道場の入り口から入ってきてもらえませんか?」
「ああ――そーゆうの気にするタイプ? 」
「そーゆうの気にするって……マナーでしょう??」
はあー??と眉間に皺をよせて見当もつかない答えがかえってきたのに荒立たせる。
「決めた……高良 星……!! 君、面白いから入部許可するよー!!」