胴着の帯を結び様に星のことを聞かれて皐月は天井を見上げた。


「うまくは言えないけど…優しいとこかなー!!」


星のよさをパッと思い浮かべたけどあまり深く考えなかったからいつも優しく接してくれる星しか知らないことに気付く。

「せい坊……!!皐月ちゃんに優しいんだー!!そっかあ、そっかあ、せい坊にそんな一面あるなんてねー!
あたしや小春姉御にはいつも歯向かってくるからもっと男気あるとかなのかな?って思ってたよー!!」


「男気……ですか? 」


「そうそう…!!負けず嫌いだしねー!! せい坊も大人になったって事かなー!!――よし、できた!!」