「二人とも朝練……!!体験する??そーしよ!!胴着は余ってるしさー!!」


「俺は持ってきてるから自分の着るけど…!!」



「えっ??あるんですか??……じゃあ、是非!!」


ショコの思い付きに皐月は声を弾ませて星をおきざりに
女子更衣室へと消えていく。


独り残された星は朝日が溢れる神聖な道場をぐるり…と見渡した。


綺麗に雑巾がけされた床に朝の光が反射して眩しく目を細めた星も身を翻し男子更衣室へと入っていく。