「――恥ずかし、あっ…」

全部聞く前に、僕は彼女を攻めた。

荻原は喜んでいるように、甘い声をあげた。

彼女の太ももに手を触れたとたん、ビクンと躰が反応した。

「――ダメ…」

潤んだ目で、荻原は懇願してきた。

「何で?」

困らせるように聞いたとたん、彼女は口を閉じた。

僕が荻原の脚を開かせたのと同時に、彼女は強く目を閉じた。

その仕草、男を欲情させるから結構ヤバいよ?

「――あっ、やだっ…」

ビクビクと震えながら、荻原は甘い声を出した。

顔に視線を向けると、真っ赤な顔を両手で隠している荻原がいた。

見ているのは僕だけなんだから、別に隠す必要なんてないのに。