彼は足を止める

「冗談だったのかもだけど!私は好き!」

言った…言ったよ私!

彼は立ち止まったまま。

「楠くんのことが好きです!」

ゆっくりと振り返る

「好きなの!」

「…ほんと?」

「ほんと!」

こっちに来る

「///好き」

「俺も。あの時のは冗談じゃないよ」

うそっ

おんなじ気持ちでいてくれたの?

私…両想いなの?

「好きだよ。花」

気づいたら彼の腕の中

「俺と付き合ってください」

「うん…うんっ!」

ただ単に嬉しかった

嬉し涙が止まらなかった