「頭の中で想像してみて?」

頭の中で想像…

「楠がほかの女の子と笑ってるの

 とても楽しそうにして

 花は無視され続ける

 手をつないで女の子と帰ってる

 キスしてる……どう?」

むぅ

「や」

「それって十分”好き”だとおもうよ」

「私が楠くんを好き?」

なんか声に出したとたん心の中がポカポカした

そっかぁ私、楠くんのこと好きだったんだ

「分かったみたいね」

「うん。ありがと恵美ちゃん」

「私のお手伝いしてくれたお礼よ」

「私、返事するね」

「頑張りなさい」

良い親友をもててよかったな

返事、しっかりしよう