さすが愛梨沙ッス。
でも、それ以上しつこくすると愛梨沙はブチギレるんです。
しかも、怒るとすっごく怖いんです…笑
「いいの?あんなに…可愛そうだったよ?」
「あれくらい言わないときっとずっとつきまとってくるでしょ?」
また、愛梨沙はすっごくイヤそうな顔してる…笑
そんな事を話しながら教室に入った。
教室に入るとある男子が挨拶をしてきた。
「おはようっ斉藤、成瀬っ」
「おはよ」
「お、おはよう…」
私は、俯きながら答えた。
だって彼は私の中学から好きな人なんですよ……。
彼の名前は、
山吹 健吾 Kengo Yamabuki
頭が良くておまけにかっこいいんですよ!
皆に優しくてスポーツができる!
最高な人なんです!
「成瀬っあのー、4組の奴がお前の事見に来てたぞ?」
「へ?あ、うん…誰?」
4組に知ってる人いたっけ?
まだ、高校に入学してから1ヶ月。
皆の顔なんて覚えてないし……。
「んと…分かんないけど……」
「そっか、なんかまた用事があったら来るでしょっ」
「そっか、そうだね?ごめんな?」
「大丈夫だよっ」
他愛もない話をして席についた。