そう、真っ白な世界に私はなぜかいた。
「どこってぇ、何も無い世界に決まってるじゃない。」
そう何もかもに諦めた、いや絶望した声が聞こえた。
見た先には、ひとりの少女がいた。
「あなた、だれ?」
そう冷静に行ったつもりだったけど、どうやらかなり声が震えてたらしい。
「まあ、そりゃそーなるわねぇ。」
私を、憎しみの篭った目で見ながら彼女は言った。
「だってここぉ、あなたが造ってぇあなたが壊した世界だものぉ」
一瞬時間が 止まった気がした
「え...?」
「何度でもぉいうわよぉ。ここはぁ、あなたが壊した世界なのぉ。」
さらに彼女は、言った。