…………。

「え、悠斗って学年1位なの⁉︎⁉︎ん?ってことはあたし学年2位なの⁉︎⁉︎」

……だよね?

え、え、え⁉︎


「俺新入生代表挨拶してたのしらねぇの?」

「……」

あの、全く記憶にございません。

入学式なんて爆睡でしたから。

「寝てたのか。……にしてもあんなにうるさかったのによく寝れたな」

……うるさい?

なんで?

なんか堅苦しい言葉話してただけじゃないの?

頭の上に???が浮かぶ。

「ま、しらねぇならいいや。てか、お前自分が学年2位とか知らなかったのか?」

「え、うん。入試の成績とかあんま興味ないし。受かればいいやーって思ってたから」

あたしは別に入試でどんないい成績を取ろうがそんなことはどうでもよかった。

ただ美紅と同じところに行きたかった。

そのためだけに必死で勉強した。

ただそれだけのこと。

「……じゃ、お前の噂なんて知るわけねぇよな」

……噂?

え、あたし噂なんか流されてるの?