「あーすーかあああああああ」

「ん?!」って明日香はびっくりした声をあげたけど、私の手元をみてため息をついた

「あーパンを買えなかったか」

「うー。」

私のパン半分あげるからとなだめてくれる明日香。

なんて、優しいの私の親友...

「ごめんね...明日香」

「全然!気にしない気にしない!」

「じゃあ、教室戻ろっか」そう言って私の手を引っ張る。

「おい。」

はー。このごろいつもパン売り切れちゃうんだよな〜
私の選ぶ時間が長いのかな...?

「まてって!ちょ!おい!」

後ろから声がすると思ったら突如、重心が後ろに傾く

「...へ?」

腕を引っ張られたと気づいたの
はその数秒後で。

おそるおそる後ろを振り返る