「...............」

男子が困ったようにこっちを見ている。

ど、どうしよう...
困らせちゃってる?!

「......春?」

困っていると後ろから私の名前を呼ぶ声が聞こえた。

後ろを向くと目の前にいたのは、さっき空き教室で話してた怜君。

「何してんのー?というか。俺の春に何してるのかなー?お前は」

お、俺の?!///
わ、私はいつから怜君の物に...///

1人でシドロモドロしている私と違って怜君と男子と話している。
...何故か男子の顔は青ざめている。

「.......?」

何話してるんだろー?

「じゃあ行こっか」と言って後ろを振り向く怜君。

「...へ?!あ、あの人は...」

「いーからいーから」

ニコニコしてる怜君に手を引っ張られてその場を後にした。