「なあなあ...知ってるか?」

「ん?何が?」

「都市伝説!」

「ハァ?都市伝説とかお前そんなもん信じてるのか?」

「良いから聞けって!これ、まじな話でさ...
B組の江藤って居たろ?」

「江藤って、あの目が合えば蹴るわ殴るわ金はとるわで手に負えない不良の?」

「そうそう!んで江藤、つい最近まで学校来てなかったらしいんだけど。」

「だからなんだよ。あいつがサボるなんてよくあることじゃん。」

「でもやっと昨日学校きたんだってよ。」

「ふーん。まさかそれだけじゃないだろ?」

「もちろん!江藤、人が変わったかのようにあの金髪の髪の毛全部剃ってきて坊主だって!しかもそれだけじゃない!!江藤は朝から一人で掃除、授業中も寝ないで先生に質問なんてしてるんだぜ?!」

「え?!あの江藤が?」

「けど、あの江藤ちょっとおかしいらしいんだよな〜。」

「おかしいってなにが?」

「なんか、ボソボソと呟いてたり突然泣き叫んだり...そんで江藤言ってたんだって。








こわい...あいつらが来るっ...!

ジョーカーがっ!!!





って。」

「ジョーカーってあの有名な?」

「なんだ、知ってたのかジョーカーのこと。
俺らの近くにもジョーカーな来たってことだよ!!てゆうか案外近くにいるもんだな!くーっ、かっけー!!!!」

「お前ジョーカーマニアだもんな...。」

「だってジョーカーかっこいいじゃん!俺たちみたいに何もできない高校生の味方!悪い奴は連れ去って罰を与える。どんな罰なのかは誰も知らない、知ってるのは実際に受けた奴らだけ!まあそいつらもなにも言わないから謎に包まれてるんだけど。またそこに興味を惹かれるんだよな〜!」

「もう話長えよ!そろそろ暗くなってきたし帰ろうぜ!」

「そうだな。行くか!」

「ああ。」