唯は奏に離してもらうとこっちに向かってきた。


まさかとは思ったけど、殴られる気がした。


唯ならやりかねない。


しかし、予想に反して頬にヒンヤリとした感触が伝わってきた。


唯「ちょっとじっとしててね」


唯はコットンみたいにフワフワしたものを顔に当ててきた。

この感覚には覚えがあった。


…メイク落としだ。


ひと拭きでかなり落ちるというCMで話題のもの。


麗「痛っ……」


昨日殴られた部分に触れ、痛んだ。




メイクが落とし終わった。


「「「「「マジ…!?」」」」」


莉那と唯以外全員驚いている。