「拓海くん ! ! 」


探し回ること数分、拓海くんは違うクラスにいて。


「何だよー来たのか。待ってろって言ったのに。」


たくさんの人に囲まれていた。


違うクラスの人まで、こんなに誘ったの ? ?


「はやく帰りましょう ! ! 鳩場さんが待ってますよ ! ! 」


「ちぇー...もっと誘おうと思ってたのによー。」


文句を言いながら、拓海くんは輪の中から出てきた。




「じゃあな ! ! みんな、絶対に来いよ ! ! 」


「OKOKー ! ! 」


「楽しみにしてるよー ! ! 」


拓海くんの言葉に、ノリノリで答える誘われた人たち。


ほんとにやめてほしい。


当日、私の苦労が増えるよぉ...