「どうしたの ? すごく暗い顔してるけど。」


「し、四之宮く~ ん...」


朝___私が教室に入ると、すぐに声をかけてくれた。


やっぱり爽やか王子だぁ...


「何かドヨォ~ ンとしているね。」


「実は..........」


..........って、披露宴のことはナイショにしておいた方がいいよね。


女の子として出るんだから、バレるかもしれないし。




「実は、最近仕事で失敗しちゃって.......」


「あー....執事の仕事か...」


「はい。」


うまくごまかせたかな.... ?


でも失敗したっていうのは、あながち嘘でもない。