「ところで、栗山さんが執事の仕事を始めてから、何日が経ちましたか ? 」


何でそんなことを聞くんだろ ? と思いながら、私は「2ヶ月です。」と答えた。



「もう、そんなに経ちますか...........そろそろ、この家のことが、いろいろ気になってることでしょうね。」


「 ! ! ! ! ! 」


その通りです ! !




「教えましょうか ? .....藤堂家の秘密を。」


「ぜひ ! ! お願いしますっ ! ! ! 」


私の勢いに、若干引き気味の鳩場さんだったけど、話をするためにある部屋に案内してくれた。