「ところで、何で栗山さんは執事をしているの ? 」


いきなりの確信めいた質問に、私は言葉が詰まった。


「えっと.....それは.....その.........」


言えない... ! !


1億円とクビを賭けているなんて.......





すると瑠花くんは、そんな私の表情を読み取ったのか


「別に栗山さんの経緯なんか、どうでもいいや。」


と話を打ち切った。



ちょっとトゲのある言い方だったけど、救われたぁ......


内心ホッとする私であった。