「じゃあ、これからオムライス作るから。栗山さんは卵を割って。それぐらいはできるよね ? 」


「で、できますっ ! ! 」


私は言い返しながら、卵をボールに割る。



____あ......殻が入っちゃった.......


瑠花くんからの冷たい目線が痛いけど、私は急いで殻を取り除いた。




「栗山さんは何をやっても無能だね。もうここはいいから、藤堂を呼んできて。」


「はい......」


私は肩を落としながら、キッチンを出た。


こんなこと、フレンチトーストのときもあったような気がする。