「あ!いたいた。お待たせ。帰ろう」

お姉ちゃんの声が聞こえてきた。

声の方を向くとお姉ちゃんとお母さんがいた。

ほっとした気持ちになった。

「うん。帰ろう。」


3人で桜の並木道を歩いて行く途中、
無数の桜の花びらが、風に揺られて飛んでいた。