「栗原、2度とするんじゃないぞ」
「はい」
「…お前の返事は、どうも信用できないが……。まぁいい、今日は帰りなさい」
「失礼しました」
校長と教頭の視線を感じながらも、狭い校長室から退散する。
呼び出しはやはり喧嘩のことについてで、喧嘩に至る経緯などを説明させられた。
俺がアイツらを殺った理由は単純。
喧嘩を売られたから。
売られたもんを買って、3対1で勝っただけ。
それの何が悪いんだよ。
別に俺が奇襲をかけたわけでもなく、大勢で襲いかかったわけでもない。
自分の身を守るために戦ったんだ。
そんなことを考えながら窓の外を見ると、もう日が暮れかけている。
かれこれ1時間、説教されていたってことか。
早いところ帰ってゲームでもしよう。
そういえば…まだクリアしてないステージがあったな。
やらないと次に進めねぇ……。
めんどくせーけど、やるしかないか。