「愛内と...荒崎にしようか」
あぁ、決まったのか...
って
え！？
は？
無理無理無理無理
「先生。そんな大役私できません。」
「さっき寝てた罰だと思えばいい。それに、男性恐怖症？だっけ？学級委員になってクラスの奴らと交流して治すにはいい機会じゃないか」
そんなことしなくていいのに...
「でも...」
「先生」
澄んだ声が教室に響き渡った。
「どうした。荒崎」
「愛内さんはわかりますが俺は納得できません」
なっ！？
愛内さんはわかりますがだって！
「まあ、荒崎は新入テスト見る限り成績優秀だし、愛内と席隣だから」
適当...。
「先生は変える気は無いぞぉ！！異議があるやつはいないな！」
強制...。
隣の男子、荒崎って言うんだ。
荒崎くんか...。
隣から「はぁ」とため息のつく声が聞こえる。
怒ってる！？
私のせいかな...
きっと私のせいだ！
後で謝ったほうがいいのかな？謝らないとダメだ。
絶対怒ってる。
ごめんなさい！
後で言わないと...
