「1年B組の担任になった...」


早く帰りたい。


うつ伏せになった。


はぁ。



やってけんのかな...。



「愛内!寝るなぁ!」


いきなり呼ばれてビクッと身体が跳ねた。


周りはクスクス笑ってた。



恥ずかしいよ。



周りを見渡してみた。


隣の列が男子なのが少々痛い。



ふと左横を向く。



隣の席の男子。



目があった。




真っ黒な綺麗な髪。



白い肌。




綺麗な二重。




だけど、男らしい感じがする。



一瞬見惚れた。


ほんの一瞬が数秒に感じて自分でもビックリ。



でも、男子が無理なのは変わらなくて、少し怖かった。


「じゃあ、今日はこれで...じゃなくて、学級委員だけ決めないといけないんだ。誰か、立候補はいないかー」


シーン



誰も手を挙げず。



あー、早く終わってくんないかな。


「じゃあ、先生が決めちゃおう。そうだな...」