いつまでたっても話を続けないから周りがざわめき始めた。
えっと
えっと
「あの...!」
あぁ、どうしよう
「私、こういうの苦手で今も原稿忘れちゃって、えっと、私、男性恐怖症なので...あまり近づかないでもらえると嬉しいです!」
ピタッ
と静まり返る
あれ?
何言ってんだろう。
私バカ?正真正銘のバカ!!!
どうしよう...
とりあえずこの場から立ち去りたい。
一礼して私は自分の席に駆けるように戻った
「...えー、これで平成◯◯年度入学式を終わります」
終わったぁぁ!
家に帰れる!!
早く帰りたい!
「それでは担任の指示に従い教室に移動してください」
え?
まだあるの?
嫌だよぉぉぉ