…………


れいだって、それを承知で私と遊んでいるのだ。


しばらく歩くと、ショッピングモールが見えてくる。


もうすぐかあ。と、ワクワクしていると


いきなり隣にいたれいが立ち止まった


れい「莉緒、」


莉緒「ん?」


れい 「ちょっと待ってて」


莉緒「あ、うん。」


れいは迷わず ある一点を睨みながら


ある店に入っていった


まだれいの温もりが残っている手のひらを見つめながら


私は近くのベンチに座った


ふう…と一息をつき、何気なくれいが入っていった店をみる


その店はとても綺麗なガラス張りの店で


外見からは、シンプルで大人っぽさが感じられる


そんなお店から、小さく。


本当に小さく、れいの声が聞こえた。