月曜日の休み時間。章平はいつも通り私の所に来ていたが、
私は机に伏せたまま顔すら見せなかった。
「ミア・・・?」
「・・・・・・。」
「章介くん!もうチャイム鳴るよー?」
「・・・また、来るからね?」
章平はトーンが落ちた声でそういうと、自分の教室へ帰っていった。
ごめんね・・。章平は何も悪くないんだよ・・。
悪いのは・・・私の弱さだけなんだよ・・。
放課後、誰も教室にいなくなり、帰ろうとしたときだった。
ガラッ
「ミア・・・?」
「・・・・・ッ!」
そこには今日初めて見る章平の姿があった。
「はは・・なんか今日初めてミアの顔見た気がする・・」
「ばいばい。」
「・・ちょっと待ってよ。」
章平の横を通り過ぎようとしたが、腕をしっかりと掴まれてしまった。
「やっ・・離して・・っ!!」
手を振りほどこうとしたが、思いのほか力が強く抵抗も意味がなかった。
それでも私は拒否し続け、自分でも何がなんだかわからなくなっていた。
「おい、ミア!俺の話聞けって・・」
「いや!離してよっ!!」
「ーッ!!」
「はな・・・ッ?!」
気がつくと私は章平の
腕の中にいた。