先生はそのままHRをすませ、すっと教室を出て行った。



やっぱ先生はカッコいいよ………




「もぅっ!!何か先生ともうラブラブじゃん」

雪が話かけてきた。

「へっ…?」


「2人の雰囲気すっごいピンクなんですけど~ロボットがロボットなのに終始笑顔なんですけど~…」


「ん~そうかな…?いつもあんな感じじゃない?


「うわぁ…りんの前では…でしょっ!!!」


「えっ!!ちがうよぉ……」


雪としゃべってると1時間目の教科担任が来た。



授業だるいよ~…


あっそだ!!!!



先生にメールしちゃおっ!!!


――――――――
Re:先生

メール届いたかなっ

これからもいっぱい
メールしようね(o^∀^o)

――――――――

メールは案外すぐに返ってきた。

――――――――
Re:おい…

今は授業中のはずですが?
罰として昼休みは図書室へ。

――――――――


あ~ぁ…

怒られちゃった…



でもいっか!!!

昼休み先生に会えるんだし!!



私は残りの授業を昼休みを思って耐えた。
長い長い授業も終わり、私は教室を飛び出した。



図書室のドアは開いていた。


静かに入って声を掛けてみた。



「せんせ~…?」


するといきなり誰かに腕を掴まれた。



見るとその正体は先生で、私は図書準備室に引っ張りこまれていた。




先生はいきなり私を抱きしめて、すぐに離れた。



「……会いたかったんです…」


俯いてそう言った先生がかわいくて思わず抱きしめた。


「私も会いたかったです。」



先生は照れたように笑って私をソファーへ案内した。


図書準備室はキレイに整頓されていて、使っているのはどうも先生だけらしかった。


「ここ…先生しか使ってないんですか?」


「えぇ。」



先生は自分の椅子に腰掛けながら答えた。


「木村さん………あのさっきのメールはどういうつもりなんですか?」