―先生目線―

なんだ?

さっきのお礼でもしにきたのか?


案の定、そうだった。
木村は俺に律儀にお礼を……って


木村はおじぎするときに頭をぶつけていた。

……何やってるんだ……


俺はおかしくて笑った。


恥ずかしがってるし…

……………かわいいな……


自分の中にそんな感情が芽生え、気づいた時には俺は木村の頭をなでてやっていた。

心の中に優しい感情があふれた。

「大丈夫か?」
と、俺が聞くとよっぽど痛かったのか涙目で俺を見上げてくる…


やばい……

……ほんとかわいい……