「そっかあ…やっぱりロボットが好きだったんだあ…」
私は雪の言葉にビックリしてケータイを落としそうになってしまった。
「ど、どういう意味!?」
「いつも隣でりんの顔見てたらわかるよ~!!あはは~っ!!」
雪は楽しそうに笑った。
「まあとにかく…私はりんのこと応援するし、いつでも味方だよ。それと、りんが言ってること…私は変だな~って思う。」
私はまた雪の言葉に驚かされた。
「…どうして?」
「だって…りんは先生が振り向いてくれないなら好きじゃなくなるの?…違うでしょ?じゃあ何があったって何言われたって私はこの人が好き!!……って言えるぐらい胸はらなきゃ!!」
私は雪の言葉の力強さに涙が出た。
…そっか。
……そうだよね。
「りんはさぁ…結局怖がってるだけだよ?自分はどんどん好きになるのに、もしかしたら気持ちをズタズタにされるかもしれないから怖がってるんだよ…!!怖いけど……逃げちゃダメだよっ」
私は泣きながら雪の話を聞いた。
「うん……そうだね。……私逃げてたんだね……」
「そうだよ…!!!りんガンバれ!!私応援するよ!!」
雪に全てを話して…まだふみきれてなかったところが全部なくなった気がした。
「よしっ!!!私先生の事とことん好きになる!!」
「うん!!そうこなきゃっ!!」
私は雪にお礼を言って電話を切った。