椿と別れた角を曲がった


俺は息を飲んだ。
いや、息を飲むことしかできなかった。
もしくは、息さえ飲めなかった…


あまりに衝撃すぎて。
大きい車が電柱に衝突している。
警察がその運転手と話している。

それだけだ…よかった。
それだけならよかったのに。




ーあの木の下で倒れテルノハだぁれ?