放課後、優奈が相澤に呼び出された。
今回は、どうなるんだろう?


俺は、優奈が来るのを待った。
なぜだろ?
待たなきゃいけないような気がした。


「こう…た?」


後ろから優奈の声。
嘘だろ?なんで………。

「ピンポーン、正解!」

俺は、適当に答えた。
でも、嬉しくて……………。
でも…………。

「忘れ物?」


俺は、適当に誤魔化して帰ろうとした。


「遠回りしたけど来たよ?」


なんで??
でも、思い出すわけがない。
優奈は、泣きながら話している。

「光太………こーちゃん、ごめんね?返事たくさん待たせちゃって…明日の放課後って言ったのに………ごめんね?」

なんで??
どうして??
優奈が………………、
記憶を??
俺は、声を振り絞って言った。


「待ってたよ…ずっとずっと…。約束したからなっ優奈?返事は決まった??」

「とっくだよ?こーちゃん………私も、大好きだよ?」

俺達は、長い長い恋をした。
そして、やっと俺達は結ばれた。


俺は、幸せになった。