ピピピピピッ
「んー…」
重い体をゆっくりベットから起こした。
「あ、おはようっ今、起こそうと思ったの!」
「お母さんおはよう…」
「あ、優奈っまた?」
「え?」
私は、頬に手を当てた。
「あれ?」
私は、必ずあの夢を見ると涙を流して起きる。
母は、それを心配している。
「ごめんごめんっ大丈夫だからっ」
「そ、う?」
母に笑いかけると渋々1階に降りた。
私は、制服に着替えて下に降りた。
「早くご飯食べて学校に行くのよ?」
「うんっいってらっしゃいっ」
「今日は、遅くなるから夕飯は適当に買って食べて?お金置いとくね?お母さんの分はいいからっ」
私の名前は、井澤 優奈(いざわ ゆうな)
高校2年。
家は、母子家庭で一人っ子。
高校は、歩いて30分のところにある。
特に何もなく平凡な日々をおくっている。
今日までは……………。