私はいつも、後ろ姿や横顔しか見れなかった。
正面からは、見たことないの。

…いつも、見てるだけだから。

君を正面から、見ることが出来るのは
君とたくさん話す人かな。
君の部活の仲間かな。
…君の思ってる人…かな。

少なくとも私は、君を正面から見れる人ではない。

君との関わりは、ほぼと言って良いほど、ない。

ただ、一つだけあるなら
“学校”

同じ学校に、通っているということだけ。