そこからは恥ずかしがっている場合じゃなくて、あきくんが点数機能なんかつけちゃったのでもう勝負でしたね。
でも互角で、勝ったり負けたりしながら歌っているとあっという間に時間も過ぎて、気付けばあと2曲入れれば終了の時間でした。
「あきくん、最後デュエットしません?」
「いいけど、お互いが知ってるのあるか?」
「…さぁ?」
2人で機械を覗き込んで、見覚えのある曲名を適当に入れてしまう。
時間ぎりぎりなのに、適当に入れたのはやっぱりめちゃくちゃで、ほとんど歌えずに笑ってしまいました。
それでも楽しくて、結局最後は笑い通してしまいました。