「花ちゃん、実は昨日の事なんだけど」





近づいてきた先輩の顔はちょっと怖い。これは1番が濃厚だろうかと身構える。




ざわざわと騒がしい校内。


そこから切り取られたみたいに静まり返った学校の裏庭。


ドクンドクンと心情が脈打つ。




「花ちゃん」




と、ここでまさかの先輩が地面に足をつけて土下座の体制に入った。まさかの2番だったと慌てて止めに入る――が。









「花ちゃん!!どうか俺に後輩の写真をお恵み下さい!!!!」


「……へ?」




答えは4番。


堀先輩に盗撮の共犯をしろとの事でした。