「花ちゃん、実は昨日の事なんだけど」
近づいてきた先輩の顔はちょっと怖い。これは1番が濃厚だろうかと身構える。
ざわざわと騒がしい校内。
そこから切り取られたみたいに静まり返った学校の裏庭。
ドクンドクンと心情が脈打つ。
「花ちゃん」
と、ここでまさかの先輩が地面に足をつけて土下座の体制に入った。まさかの2番だったと慌てて止めに入る――が。
「花ちゃん!!どうか俺に後輩の写真をお恵み下さい!!!!」
「……へ?」
答えは4番。
堀先輩に盗撮の共犯をしろとの事でした。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…