トイレから出ようとしたら、誰かが入ってきた。


「文化祭の準備とか、まじだる…」


「それな!ってか、希美んとこのやつ、小学生みたい」


希美…?もしかして、希美ちゃん?


私は、思わず耳を澄ましてしまう。


「そういや、最近、希美のクラスの大人しそうな子とよく一緒にいるねー」


私のこと?


背筋が震えた。