「永瀬さんはやっぱネコなんだー!」


後ろから急に声を掛けられて、気を抜いていた私は肩を震わせる。


「ははっ!そんなに驚かなくても…!」


「びっくりしたよ、希美ちゃん」


まだ少し顔を強張らせている私を見て、さらに笑いが高まっている希美ちゃん。


「あー!久々にめっちゃ笑ったわぁー」


ようやく笑いがおさまったみたいだ。