思わず体が反応して、そこによってみると、ダンボール箱の中に、エサをたくさん用意してある。


こんなに、どこから持ってきたんだ…


なんて思いながら、しばらくの間眺めていると、真ん中の膨らみがもぞもぞと動き出した。


もしかして、とエサをかき分けると、そこにいたのは、見覚えのあるネコ。


すやすやと眠るのは、小さくて、少し色が黒ずんだけど、まぎれもなく、俺が飼っていたネコだと、すぐに気づく。


なんで、ここに…?


伊月に飼ってもらっているんじゃ…


いくつもの疑問が脳内に浮かび、混乱してしまう。