「ん、しおり?大丈夫ー!?」 「あ、うん…ごめんね」 急に目先をいろいろと変えてしまったからか、目を少し大きくさせて驚いていた。 そんなとき、千鶴さんが扉の外を見て、何かを感じとったらしく、誰かが来たみたいだと、出ていった。 だけど、千鶴さんと楽しそうに話をするその声に、希美ちゃんがすぐさまに反応して、私を置いて、ここを出ていく。 取り残された私は、どうすればいいか分からず、とりあえず机の席に座った。