「ん?なんかあった…?」
柏木くんは私の方を向いて、目をしっかりととらえた。
真剣な眼差しに緊張して、顔をそらしそうになったけど、柏木くんに失礼だと思って、私も目線を合わせた。
「来月の15日、南沢高校で、文化祭があって…その…」
頭が真っ白になってうまく話せない。
「準備とかで、ここに来れなくなる日があるかもしれないんだ…。だから、その時は、柏木くんにお願いしたくて」
柏木くんは一瞬驚いた顔をして、そのあとすぐに笑顔になった。
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