「ほら、黒板見てください」 その言葉どおり、後ろを振り返る。 『飼育係』と書かれたところには、あまりきれいではない丸に囲まれた3の文字があった。 でも、その下には名前がひとつしかない。 っていうことは… 「そういうことですよ!」 私は、その輝きまくる笑顔に、断ることさえも出来ず、空いた黒板に名前を書きに行ったんだ。