そんなある日のこと。 シオの世話当番だった私は、電車を降りて、いつものように図書館へ向かっていた。 そのとき、楽しそうな女子高生の笑い声を耳にした。 そんなのは、しょっちゅうあることだから、何も気にしないつもりだったんだ。 でも…………