「希美!」


そんなときだった。


希美ちゃんといつも一緒にいる2人の友だちが、息を切らして駆けてきた。


「え?なに、どした」


「入谷くんが、今日告白するって!」


「うそ……!」


告白……?


希美ちゃんは……


青ざめた表情で、うつむいた。